サイゾーpremium  > 連載  > AmamiyaMaakoの「スタジオはいります」【22】
連載
AmamiyaMaakoの「スタジオはいります」【22】

【Ashley】過去より未来に目を向け 「口に出す」ことが大事!

+お気に入りに追加

――クリエイティブを学び取れ! 気鋭のDTM女子による音楽道場破り

202502_maako_01_520.jpg
(写真/河本 悠貴)

[今月のゲスト]

Ashley(アシュリー)
1999年生まれ。アメリカ人の父と日本とアメリカのハーフの母を両親に持ち、小学4年生まで宗教団体の施設内で育つ。脱会後はSNSを中心に活動を開始し、2023年に1st EP『DRAFT ONE』をリリース。大型フェスにも出演する国内R&Bシーンを揺るがす台風の目。
X〈@ashley4official
Instagram〈ashley114_official

突然ですが、私と同じ誕生日7月2日生まれの男の子と一緒に住むことになりました。……スコティッシュフォールドの! というわけで、毎日がかわいくて仕方ない同居にゃんこの名前は〈アビー〉といいます(縞模様が横断歩道みたいなので、ビートルズよろしくよりアビーってます)。

私の近況報告からになってしまいましたが、今月は国内R&Bシーンで活躍されているシンガー、Ashleyさんにお越しいただきました。力強い歌声とは裏腹に、繊細な一面も覗かせる素敵な制作話をお届けしたいと思います。

AmamiyaMaako(以下、M) これまでメディアに掲載されたインタビューを読んでいて、めっちゃ興味を持ったことを聞いていきたいと思うんですが、そもそも小さい頃は〝娯楽〟がダメだったとか……?

Ashley(以下、A) 私はLA発祥の宗教団体に家族で入っていて、「布教するために自分たちで音楽を作る・歌う」ことは許されていたんですけど、外の音楽を聴くことはNGだったんです。もうその宗教自体はないんですけど、当時は日本支部もあって、小さい頃は海外と日本を転々としていました。

M 小学校4年生のときに団体から離れて、普通の学校に通われるんですよね。

A それまではずっと施設の中で暮らしていて、外の世界を知らなかったんです。もちろんYouTubeを見ることも、SNSにも触れたことがなかったんですけど、初めてテイラー・スウィフトを見たときに衝撃を受けて。

M そこで音楽に目覚めてギターを始める。

A (宗教団体で)歌っていたのが私のおばさんだったんですけど、めっちゃ歌がうまくてずっと真似てたんです。なので歌うことも好きだったので最初は弾き語りから始めました。

M 小学校に通うまでずっと英語で話していたそうですが、日本語はどうやって覚えていったんですか?

ログインして続きを読む
続きを読みたい方は...

Recommended by logly
サイゾープレミアム

2025年2月号

NEWS SOURCE

インタビュー

    • 【Palette Parade】新メンバーが加入して勢いが加速中!
    • 【Charlu】国内のヒップホップ・シーンに風穴を開けた才女の眺望
    • 【田野優花×かれしちゃん】人気コスプレイヤーが体験したファーストキスの味は?
    • 【BAKU】琴線に触れるサウンドとの邂逅を促す匠のスキル
    • 【沖田臥竜×藤井道人】記録的ヒットで第二幕を閉じた快作

連載

    • 【マルサの女】いくみ
    • 【丸屋九兵衛】バンギン・ホモ・サピエンス
    • 【井川意高】天上夜想曲
    • 【神保哲生×宮台真司】マル激 TALK ON DEMAND
    • 【萱野稔人】超・人間学
    • 【笹 公人×江森康之】念力事報
    • 【韮原祐介】匠たちの育成哲学
    • 【辛酸なめ子】佳子様偏愛採取録
    • 【工藤スミレ】秘蔵カット公開!
    • 【AmamiyaMaako】スタジオはいります
    • 【ドクター苫米地】僕たちは洗脳されてるんですか?
    • 【町山智浩】映画でわかるアメリカがわかる
    • 【橘和奈】和洋折衷グラビア
    • 【花くまゆうさく】カストリ漫報
サイゾーパブリシティ