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【Charlu】国内のヒップホップ・シーンに風穴を開けた才女の眺望

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――誰もが疑わぬ破竹の勢いで2024年を駆け抜けたラッパーは、キャリアも唐揚げも華麗にブチあげる。

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2024年に大躍進を遂げたラッパー、Charlu。人気ヒップホップ・オーディション番組『RAPSTAR2024』(ABEMA)ではファイナリストに選出され、一躍ラップファンたちの心を鷲掴みにした。〝シャルル〟というキュートな響きとポップさが覗く雰囲気とは裏腹に、マシンガンのように畳みかけるラップスタイルが彼女の魅力。10代後半でラップに出会い、今は2児の男の子を育てるシングルマザー。そのタフな語り口は老若男女問わず多くのリスナーの心を震わせる。そんなカリスマ性を放つ彼女に話を聞いた。

──約20カ所のクラブを回った初の全国ツアー、お疲れさまでした。

「マジで死ぬかと思いました。始発の新幹線で東京に戻り、メイクもドロドロのまま次のイベントに向かうこともあって。でも、いろんな場所で声をかけてもらって、その日のことを毎日思い出してます」

──実生活では小学生の男の子2人を育てるシングルマザー。家庭での様子は?

「ツアーで週末は家にいないから、そのぶん平日は全力で。夜ご飯のおかずもいっぱい作って、この間は息子に『唐揚げ世界一!』と褒められました」

──ラップは10代の頃から始めているんですよね。

「最初は何もわからなさすぎて『ラッパーはサイファーってやつに行く』という感じで、フリースタイルから始めました。当時は18歳くらいで、すでに『高校生RAP選手権』が盛り上がっていたんですけど、そんな矢先に長男を妊娠して」

──妊娠中はどのような生活を?

「妊娠6カ月くらいまでMCバトルに出ていたけど(妊娠は)ずっと隠してました。昼職をやってたけどお金もなくて、ホットケーキミックス1袋を焼いて1日を賄う。ラッパーとして何も残せないまま、日本のヒップホップ・シーンはどんどん大きくなっていく。時代に取り残されたみたいな気持ちでした。子育ても生きることもすべてが大変で、私以外の人はどんどん有名になっていく。ツラすぎて他の人の曲も聴くこともできなかったけど、徐々にひとりの時間ができて曲作りを始めることができたんです」

──現在に続くキャリアの契機になった曲はありますか?

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