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第1特集
好況時には国民的アイドルは現れない――

デフレで躍進するアイドルAKB48の盛衰から読み解く景気と人気の方程式

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来年結成から20年を迎えるAKB48だが、かつてほどの勢いは見られない。経済学者によると、アイドル業界の活気と経済には特定の相関関係があるというが……。「アイドルはデフレ時に躍進する」理論を経済学者に聞いた。

1327人──。

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AKB48の絶対的エースとして君臨していた前田敦子。(写真/Getty Images)

中規模の企業か学校くらいの人数だが、この数字は「AKBグループ」と「坂道シリーズ」の、これまでに卒業した延べ人数なのだという。

この数字を提示したのは元AKB48メンバーの内田眞由美。8月9日に配信された、ABEMA『しくじり先生 俺みたいになるな!!』で明かしたものだが、その数字の大きさに番組に出演していたスタジオメンバーも驚くことしきりだった。

初期の“絶対的エース”だった前田敦子は、人気映画シリーズの最新作『ベイビーわるきゅーれナイスデイズ』で、主役2人の先輩殺し屋を熱演。前田と双璧をなす人気を得た大島優子は、日テレ系ドラマ『GO HOME~警視庁身元不明人相談室~』で、主演の小芝風花のバディ役として出演するなどしている。ほかにも川栄李奈はNHK朝ドラ『カムカムエヴリバディ』のヒロインのひとりも務めるなど、見事な活躍を見せている。

また、元SKE48の柴田阿弥のようにフリーアナウンサーに転身した元メンバーもいる一方で、欅坂46(現・櫻坂46)の元メンバー志田愛佳のように、キャバクラ嬢に転身していたことが報じられた者もいる。

しかしながらこのように近況が報じられるだけまだいいほうであって、これだけの卒業生がいるのだから、名前すら覚えられていない元メンバーが大半なのではないだろうか。

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