――「性格の悪い悪女、殺人鬼役にも興味があります」
(写真/澤田詩園)
今年は冬、夏、秋クールのドラマにレギュラー出演、オスカープロモーションへの移籍など俳優として飛躍中の大久保桜子。高校生の頃にスカウトされ芸能界入りした彼女が、本格的に女優業を始める転機となったのは2017年。『宇宙戦隊キュウレンジャー』でヒロインに抜擢され、大学を1年休学して臨んだ。
「撮影が終わったら普通の大学生に戻って、将来は大好きなパンを作るパン屋さんになろうと思っていたんです。でも宣伝ツアー最終日に、作品を愛してくださったみなさんが泣いているのを見て、このままやめちゃいけない、ちゃんと活動しようと思いました」
以降、作品を重ねながら自己研鑽に励んでいる。「役を通して自分じゃない人の人生を歩めるのが、このお仕事の魅力。生き方や性格が違ういろんな人になることで学ぶことはたくさんあるし、どうしたらこのキャラクターの発言が筋が通るかなと自分の中で追求するのも楽しくて。自分と役がかけ離れていれば離れているほどやりがいを感じますね」と大きな目を輝かせる。