――クリエイティブを学び取れ! 気鋭のDTM女子による音楽道場破り
(写真/河本悠貴)
[今月のゲスト]
hy4_4yh(はいぱーよーよ)
世界にYAVAY(ヤバイ)を発信するyukarin(ゆかりん)とchanchala(ちゃんちゃら)からなるヒップホップ・デュオ。RHYMESTERを師匠と仰ぎ、氣志團の綾小路翔からは「今、日本で一番カッコいい女の子たち」と称賛されている。yukarinはMCバトル、chanchalaはウクレレ弾き語りとソロ活動も精力的に行う。
Twitter〈@hy4_4yh〉
Instagram〈@hy4_4yh〉
AmamiyaMaako(以下、A) 今月はライブイベントで何度かご一緒させていただき、いつも気さくに接してくださる〈hy4_4yh〉、通称「ハイパヨ」のyukarinさんとchanchalaさんに来ていただきました。しっかりお話をうかがうのは初めてなので、この場を作ることができて光栄です!
chanchala(以下、c) 今日はまあこさんがプロインタビュアー!
yukarin(以下、y) まあこさん、よろしくお願いします!
A 早速ですが、ハイパヨとして活動を始めたきっかけから教えてください。
y お互い子役をやっていて、中坊のときにミュージカルの仕事で出会ったんですね。女の子30~40人の中から選抜され、大人に引き取られて5人組でデビューすることになったんですが、メンバーがひとり抜け、ひとり脱退して……。
c 2014年から私とゆかりんの2人組で活動してます。
A 最初からヒップホップメインのグループだったんですか?
c 最初のキャッチフレーズは「オルタナティブ・美メロ・歌メロ・ラップグループ」で、nobodyknows+の女性版を標榜していたので、ヒップホップだったと思います。
y そうですね、ラップは活動開始からやってました。
c KICK THE CAN CREWやRIP SLYMEがドンピシャ世代で、海外ではエミネムから多大なる影響を受けていまして、「おい、お前らエミネムの新作聴いたか?」みたいなキッズでした。
A 当時から曲のリリックは書かれていたんですか?
c それが実はまったくで。むしろかたくなに拒否していたくらいです。
A するとプロデューサーと曲を作るときの相談などは?
c とにかくかっこいい曲を作ってくれ!
A 2013年にリリースしたインドネシアのファンコットを採用したシングル「ティッケー大作戦!~YAVAY」から気持ちに変化が表れたとインタビュー記事で読んだんですが、どんな変化が起きたんですか?
c ファンコットという音楽ジャンルを日本に持ち帰ってきた高野政所(DJ JET BARON)さんというDJがいまして、TBSラジオ『ライムスター宇多丸のウィークエンド・シャッフル』でファンコットのカルチャーを紹介していたのを聞いて、「これはやってみたい!」と思いまして。その後、政所さんとクラブイベントで共演することになり、曲も一緒に作ることになったんです。MVも作ったんですけど、軽くスマッシュヒットいたしまして、テレビ出演のオファーもたくさん来て、ものすごく仕事が増えました。もう、緊張と学びの毎日でした。