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P様の匣

【Ashley】カルマを受け入れ、天性のスキルで勝負する才女

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――昨年のデビューから、瞬く間にその名を轟かせることになった女性シンガーがいる。出自などの詳細はヴェールに包まれたままだったが、本誌の取材で彼女が口を開く。

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(写真/大城為喜)

昨年夏、ミステリアスなシングル「Ghost」でデビューを飾ったAshley。MVではダークで妖艶な雰囲気を感じさせたが、取材に現れたのは笑顔が印象的な小柄の女性だった。英語と日本語を操り、すでに本格派と言っていいほどの歌唱力を持つ彼女。2ndシングル「KARMA feat. Jin Dogg」を発表した際には、特異な宗教的バックグラウンドを持つことも明かされた。

「生まれたのは千葉で、小4の最後くらいまでキリスト教から派生した、とある宗教団体の施設で育ちました。60年代後半にLAを拠点にヒッピー世代の人たちが設立した団体で、私はその3世。もともと私の祖父母が入信していて、両親は教団の施設内で生まれ育って結婚に至ったんです。教団は学校に行くことも許可していなかったので、両親は一度も学校教育を受けたことがない。私たちも学校には行かず、アメリカから送られてくる英語の教材を使ってホームスクーリングを受けていました」

施設で使用される言語は英語のみ。施設外にいる一般的な日本人とのコミュニケーションは困難だ。

「教団では外の世界にいる人をシステム・ピープルと呼んでいて、『我々は天国に行くことができるが、世俗の人々は地獄に堕ちる』という考えでした。一般的なテレビ番組や音楽などの娯楽にも一切触れることもできず。でも、徐々に家族内に変化が起きて、両親が教団から離れ始め、私たち家族だけで教団を離れたんです。私が小4のときで、そこで初めて学校に通うことになりました。ただ、日本語を話せないまま入学したので、ひらがなとカタカナから覚えていくような状況でした」

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