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【yahyel】パンデミックがもたらした4ピースバンドの到達点

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――無機的な印象を受けつつも、生命にあふれたサウンドを奏でる唯一無二のバンド。コロナ禍を経て、長き沈黙を破りリリースする新作は、4人の歪な思考が導き出した快作だ。

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(写真/井上琢也)

かつて、yahyelによって作られた音楽シーンがあった。立体的な音像を国内アーティストならではの感覚でエディットしたその作風は、世界的に勃興していたポスト・ダブステップの潮流とも共振し、若手ミュージシャンの行方を先導した。音楽と映像の可能性をフラットに追求する姿勢も、2010年代半ばを象徴する有効な手段として広くリファレンスとなった。yahyelの活動は、間違いなく「あの時代」として歴史に刻まれている。

しかし、彼らのリリースは18年のアルバム『Human』を最後に途絶える。バンドのフロントマンである池貝峻は、この4年余りの期間について、 「パンデミックによって社会で起こっていたことがバンド内でも起きていた」と語る。

いわく、コミュニケーションの難しさが際立ってきたというのだ。その間もライブは行っていたものの、「それぞれが最近どんな音楽を聴いているか、世の中に対して何を思っているか、議論したいのか空気で察してほしいのか。いろいろなことを各自がそれぞれの方向で考えていた」と語るメンバーたち。池貝は、慎重に言葉を選びつつ徐々に核心へと迫っていく。

「結果、今またバンドが動き出したカラクリを明確に説明できる人はいないかもしれない(笑)」

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