シッテルハズの街からミタコトモナイ世界に迷い込む――。
(写真/オノツトム)
お辞儀の角度は綺麗な45度。「こんな私で恐れ入ります」と謙虚な挨拶。すたんぴっ!で活動する、おとは言葉遣いが丁寧で物腰が低い。 「人に対して常に感謝と尊敬を忘れたくない。横柄な態度をとる人が苦手だから」とさらに姿勢を正す。
家庭の事情で小さいときから兄弟の面倒をみていた彼女。「自分がしっかりしないとみんなを守れない。兄弟の関係が崩れないように、と思って生きていました」と振り返る。
(写真/オノツトム)
ところが人物像を詳しく訊くと「高校時代は放送部。入部理由は、朝会の校長先生の話が長いから。放送部は上階の部屋で豪華絢爛なソファに座り、小窓から『みんな立ってるなあ』と全校生徒を覗くことができるんです」と小悪魔のように微笑み、「家では床で寝転びながらお菓子を食べています。部屋が散らかっているので、自宅配信のときは決まった画角じゃないと撮影できない」と内情をポロリ。撮影場所のスーパー玉出でも「得意料理は……ご飯に明太子をのせること」とズボラ飯派を告白。実は意外と不純で粗めな22歳だ。