サイゾーpremium  > インタビュー  > 【沖田臥竜×藤井道人】再タッグで生む『インフォーマ』

――関西ローカルの深夜ドラマが大規模予算で制作され、放送開始と同時にNetflixで世界配信──異例の企画のスタートは、「情報」をめぐる2人の対話がきっかけだった。

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(写真/名和真紀子)

作家・沖田臥竜と映画監督・藤井道人。藤井が撮った映画『ヤクザと家族 The Family』の監修を沖田が務めたことが出会いのきっかけだった。

沖田 「クリエイターとして、理想を追求する生真面目さと柔軟さ。そこが藤井さんにはあって、今後も仕事をしていきたいなと」

藤井 「沖田さんの小説『忘れな草』『死に体』を読んだら、すごく面白かった。これまでの人生では交わりようがない人だし、モノづくりの同志として付き合っていきたいと思わされたんです」

その後、沖田が原作を務め、藤井がプロデュースする形でドラマ『ムショぼけ』(2021年/朝日放送/北村有起哉主演)が完成。長年刑務所暮らしだった元ヤクザが、社会復帰後、周囲の人々や社会との摩擦に苦悩しつつも、持ち前の人間力で乗り越えていくというヒューマンドラマはネット配信でも話題になり、今作につながっていく。

その新作が、来年1月から放送されるドラマ『インフォーマ』。沖田が書いた原作小説を、藤井を筆頭に複数の監督がメガホンを取って映像化。準キー局である関西テレビの深夜枠ながら、大規模予算と豪華キャスト、そして、テレビ放送と同時にNetflixで世界配信が行われるという異例の展開を見せることになった。

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