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ゲイのマンガ家おじ愛対談【2】

カルバン・クラインがノンケ男性に与えた衝撃 裸の男性が広告になった日

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『愛と差別と友情とLGBTQ+』(人々舎/著:北丸雄二)

──男性中心主義の中で、男性が“消費される側”として自覚するようになった契機とは?

男性アイドルや「an・an」(マガジンハウス)のセックス特集号など、今や男性の裸が一定の商業的価値を生み出していることに異論を持つ人はいないだろう。それでは、男性が他者に消費される自身の身体に気づくきっかけとは何だったのだろうか。

ジャーナリストの北丸雄二氏が著した『愛と差別と友情とLGBTQ+』(人々舎)によると、それまでアメリカ社会の中で常に主人公の立場(消費する側)であった「白人」の「男性」の「異性愛者」が視線の対象(消費される側)となった象徴的な出来事として、1982年にニューヨーク・マンハッタンのタイムズ・スクエアに掲出されたファッションブランド「カルバン・クライン」の巨大ビルボード広告が挙げられている。

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