(絵/藤本康生)
――日大のカネやお家騒動にまつわる不祥事を振り返る(総長戦をめぐる怪文書の報道は多すぎるので省略)。
[1968年]
1月
小野竹之助理工学部教授の裏口入学金に関する脱税問題が発覚
2月
東京国税庁の源泉徴収に関する査察が入り、後に20億円の脱税事件が発覚。これが発端となり、日大紛争へと発展
[1991年]
3月
前年に行われた総長選挙をめぐって、学部長5人が連盟で木下茂徳総長と理事3人を「業務妨害罪」で東京地検特捜部に告発
[2003年]
11月
瀬在幸安総長と野崎良一常務理事の自宅に、実弾入りの脅迫状が届けられる
[2004年]
2月
日本大学総長の瀬在幸安氏を糾弾する内容と謳われた『暗黒の日大王国』の近日発売を報じた情報誌「国会タイムズ」に対して、日本大学は出版差し止め訴訟を提起(同社は肝心の書籍の出版元でも販売元でもない)
7月
『暗黒の日大王国』をめぐって版元のゼニスプランニング社を相手取り、日大は出版差し止めの仮処分を申し立てるが、東京地裁は出版差し止めの仮処分を認めない判決を出した