サイゾーpremium  > 特集  > 社会問題  > 【高畑勲・宮崎駿】と若手監督との違い
2202_P058-063_c230.jpg
米林宏昌監督の『思い出のマーニー』。少女2人の心の交流に焦点を当てて、描かれている。

――宮崎駿・高畑勲監督作品にはSDGsに通じる作品が多い。しかし、ほかの監督作品は……? この断絶について考察をしていこう。

『思い出のマーニー』『コクリコ坂から』『猫の恩返し』など、高畑と宮崎の監督作品とそのほかの監督作品を比較すると、これらの作品にSDGsへと通じるような問題意識は希薄だ。

なぜ高畑・宮崎両氏以外のスタジオジブリの作品は、こうした仕上がりになるのだろうか?

ジブリで学ぶSDGs【2】でも触れた通り、高畑・宮崎の精神的支柱は、2人が当時所属していた東映動画上層部(主に経営側)との折衝で培われた部分が大きいだろう。上部組織による現実的な抑圧が、個々の問題意識を高めていく要因となっていたことが想像できる。

ログインして続きを読む
続きを読みたい方は...

Recommended by logly
サイゾープレミアム

2025年5月号

新・ニッポンの論点

新・ニッポンの論点

NEWS SOURCE

インタビュー

連載

    • 【マルサの女】名取くるみ
    • 【笹 公人×江森康之】念力事報
    • 【ドクター苫米地】僕たちは洗脳されてるんですか?
    • 【丸屋九兵衛】バンギン・ホモ・サピエンス
    • 【井川意高】天上夜想曲
    • 【神保哲生×宮台真司】マル激 TALK ON DEMAND
    • 【萱野稔人】超・人間学
    • 【韮原祐介】匠たちの育成哲学
    • 【辛酸なめ子】佳子様偏愛採取録
    • 【AmamiyaMaako】スタジオはいります
    • 【Lee Seou】八面玲瓏として輝く物言う花
    • 【町山智浩】映画でわかるアメリカがわかる
    • 【雪村花鈴&山田かな】CYZOデジタル写真集シリーズ
    • 【花くまゆうさく】カストリ漫報
サイゾーパブリシティ