――メディアでやり玉に上げられる、あの娘が心配! お節介でうだつの上がらない中年コラムニストが、世の中で報道されているネガティブな事象をポジティブに考察する。
『響 -HIBIKI- Blu-ray豪華版』『平手友梨奈』
『週刊文春』(文藝春秋)12月23日号にて事務所との確執を報じられた元欅坂46のセンター・平手友梨奈。韓国ドラマ『梨泰院クラス』の日本版リメイクへの出演をめぐってモメているという。欅坂時代を思い出して「僕は嫌だ」と訴えても聞いてもらえなかったということか。まあ、曲名が『不協和音』だしね。
世の中には3種類の人間しかいない。「平手友梨奈が好きな奴」「平手友梨奈が嫌いな奴」そして「何とも思っていない奴」だ。
平手友梨奈じゃなくてもいいだろうと言われたらそれまでだが、昨年末に「ネガキャンはられてないか?」と思わざるを得ない事態が目についたからだ。
発端は文春の「平手が事務所と揉めて独立するかも」という報だ。ネットフリックスでヒットした韓国ドラマ『梨泰院クラス』の日本版リメイクのオファーがきたものの、彼女のメンタルの不安定さやワガママぶりに手を焼いていた事務所が断ろうとしたとのこと。それを知った本人が激怒。「事務所を辞めてオファーを受ける」と言ったとか。
記事には、平手のケアでマネージャー2人が体調を崩したとか、ドラマ『ドラゴン桜』(TBS系)出演時に撮影で穴をあけた等の情報も書かれていた。そもそも欅坂46時代から、ライブやイベントをドタキャンすることも多かったという。
天才的な表現者というのは得てして繊細なもので、我々凡人と発想が違うからこそワガママにもなろうというもの。とはいえ、事務所側の苦労もわかる。ならばいっそのこと「ドタキャンするけど、いい演技しますよ」という姿勢で売り込んでみてはどうだろう。
そもそもドラマ撮影という現場において「穴をあけるかもしれないけど、天才的な演技をする役者」と「ちゃんと来るけど、そこそこの演技しかできない役者」、どちらが魅力的ですか? って話でしょうよ! 会社員だったらまだしも、自ずと答えは出るはずだ!! まあ、それでもちゃんと来る奴のほうを選ぶか。放送に穴あけるわけにもいかないし。でもさ、今回は平手自身がやりたいって言ったわけだから、ちゃんと来るでしょ。『ドラゴン桜』のときがどうだったのかは知らないけどさ。