サイゾーpremium  > 特集  > 本・マンガ  > 「最低限のエロさえあれば何をやってもいい」エロ本衰退史【3】
第1特集
エロ本衰退史【3】

ヌくだけじゃ退屈なんだよ! 更科修一郎が注目する現代のエロマンガ家の4冊

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『粘膜』
翁賀馬乃助/ワニマガジン/20年

美少女系の可愛い絵柄でありながら、エロマンガではついつい省略されがちな生活描写や、肉感的で生々しい身体描写が評価されている若手作家。看護師やとび職など、ブルーカラー層の性生活を明朗に描くなど、オーソドックスでポジティブな和姦エロの枠内で丁寧にドラマを作っている。マニアックに畸形化した表現ばかりが目立っていた00年代以降のエロマンガだが、本作は一般青年誌のエロコメの延長線上で読むことができる。


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