――昔からオカルトっぽかったり、陰謀論じみた書籍は多数あるが、中身を読んだことのある人は少ないだろう。チャネリングや波動など怪しげな専門用語が並んでいるものの、一体その本には何が書かれているのだろうか? このジャンルを得意とする出版社にオススメ本と中身を聞いてみた。
(絵/沖 真秀)
スポーツやファッション、料理にビジネスなど、特定のジャンルを専門的に扱う出版社は数多く存在する。そのなかでもひときわ異彩を放っているのが、スピリチュアリズム、オカルト、陰謀論など、書店では「精神世界」のコーナーに分類されるジャンルを得意とする出版社だ。
これら精神世界に属する書籍は、“宇宙人との交信”とか“超古代文明に隠されたメッセージ”といったような、俗世と一線を画する内容が多いことから、一般的にはマイナージャンルと見做されがちだ。しかし、最近はAmazonなどの書籍ランキングで1位を獲得するような作品も多いという。
そこで今回は、このような精神世界に関する書籍を取り扱う複数の出版社に、一般読者でも取っつきやすいオススメの自社出版物や、ビジネスモデルなどについて聞いてみた。