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大石始のマツリ・フューチャリズム【58】

祭りで生じる地域の分断

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――21世紀型盆踊り・マツリの現在をあらゆる角度から紐解く!

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岸和田だんじり祭」公式サイトより。

9月18日からの2日間、大阪府岸和田市で「岸和田だんじり祭」が開催された。正直、開催決定という情報を知ったときは「えっ、マジで?」と耳と目を疑ったが、考えてみると、昨年から各地の祭りや盆踊りが中止される中で、流れを変えられるのは岸和田だんじり祭ぐらいしかなかったともいえる。2021年までは「とりあえず今年は中止で」と判断を先送りにした結論でも仕方ないが、では22年以降どうするべきか。音楽イベントやスポーツの試合が感染症対策を取ったうえで開催される中、祭りや盆踊りもそろそろアフター・コロナの時代に向けて動き出さなくてはいけないのだ。そこで岸和田だんじり祭が開催に踏み切ったのは、極めて大きな出来事だった。

とはいえ、当然のことながら主催者である祭礼団体は気が気ではなかっただろう。野外音楽フェス「NAMIMONOGATARI」(愛知県)が大炎上したこともあって、SNSでは大人数が集うイベント全般に対して厳しい目が向けられる中での開催である。案の定、岸和田だんじり祭に対しても賛否が巻き起こったが、現段階ではクラスターは発生していないようで、多くの関係者がほっと胸を撫で下ろしているはずだ。

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