――2010年代に脚光を浴びた一発屋、あるいはブレイクしてから間もなく消えたラッパーたち。起死回生のケースも……?
消えると思われたが再浮上
【1】リル・ナズ・X
Lil Nas X
1999年生まれの彼は、もともとSNSでバズを起こしてフォロワーを増やすことに熱中していた。19年、その延長で生まれたカントリー・ラップ曲「Old Town Road」がビルボードのシングルチャート史上最長となる19週連続1位を記録。さらに、ゲイだとカミングアウトもして話題をさらったが、多くの人が一発屋で終わると思った。だが、今年3月発表の「MONTERO (Call Me By Your Name)」はMVが賛否両論を巻き起こしつつ全米1位に。