――華やかな容姿とパフォーマンスで人気を得てきたE-girlsが解散した。メンバーだった須田アンナとYURINOはLDHを退き、YouTuberとして活動するが、その経緯とは――。
(写真/草野庸子)
2020年末に解散したE-girls。元メンバーの須田アンナとYURINOが今年1月に開設したYouTubeの「アンエンユリ チャンネル」が話題だ。毎日メイク、1週間コーディネイト、韓国料理といった自身のライフスタイルを紹介する動画が中心だが、時に本筋と関係のないあけすけなガールズトークが展開され、中には「(E-girls時代に)ダイエットしすぎて体脂肪率が8パーセントになって、生理が1年止まった」という逸話も潜む。E-girls時代には見られなかった“等身大の女子”の姿が新鮮である。
11年にDream、Happiness、Flowerを統合し、EXILEの妹分として始動したE-girlsは、キラキラとした容姿やストイックに追求したダンスと歌で女子中高生などが憧れる存在となった。そんな中で2人は、寮生活をしながら10代のほぼすべてをダンスに捧げた。
須田アンナ(以下、ア)「学校に行く前に、2時間くらい超ハードな朝練したり。私たちには普通の青春がなかった。ずっと、仕事の現場と寮の往復でした」
YURINO(以下、Y)「大変ではあったけど、何も考えずに前だけ見ていました。子どもの頃から大好きなダンスに夢中になって、『NHK紅白歌合戦』にも出られた。夢を追いかけて実現できる環境だったんです。とにかく楽しかった。今振り返ると、どこか人の話みたいな、現実離れした経験でした」