サイゾーpremium  > 特集  > タブー  > ワクチン忌避の歴史【2】/取り沙汰されてきた【ワクチン4種】
第1特集
ワクチン忌避の歴史【2】

訴訟、副反応、報道、陰謀論……取り沙汰されてきた4つのワクチン

+お気に入りに追加

――時代によって非難されてきたワクチンはそれぞれ違う。ここでは、今に至るまでに忌避されてきた代表的なワクチンを紹介していこう。

2105_vaccine_320.jpg
『感染症とワクチンについて専門家の父に聞いてみた』(KADOKAWA)

●大人も感染する百日咳
三種混合(DPT)ワクチン

ジフテリア(diphtheria)、百日咳(pertussis)、破傷風(tetanus)の3つが一緒に入ったワクチン。通称DPT。国内では1968年からDPTワクチンの接種が行われていたが、百日咳の成分による脳症など副反応事故が発生したことから、75年には厚生省によりワクチン接種の中止が指示される。また、アメリカを中心とした欧米でもこの頃から、百日咳のワクチン反応が問題視され始め、ワクチン接種に否定的な報道が増え出す。

●「ワクチン=自閉症」のイメージ
新三種混合(MMR)ワクチン

麻疹(measles)、おたふく風邪(mumps)、風疹(rubella)の3つが一緒に入ったワクチン。通称MMR。国内では1989年から接種が開始されたが、おたふく風邪のワクチンの成分による無菌性髄膜炎が多発。国に対する訴訟が相次ぎ、93年には接種中止。98年には自閉症との関係を主張する医師が登場(のちに不正が発覚し論文は撤回)。世界中でワクチン接種をしなくなり、結果として10年代には欧米でたびたび大規模な麻疹が流行した。

ログインして続きを読む
続きを読みたい方は...

Recommended by logly
サイゾープレミアム

2025年5月号

新・ニッポンの論点

新・ニッポンの論点

NEWS SOURCE

インタビュー

連載

    • 【マルサの女】名取くるみ
    • 【笹 公人×江森康之】念力事報
    • 【ドクター苫米地】僕たちは洗脳されてるんですか?
    • 【丸屋九兵衛】バンギン・ホモ・サピエンス
    • 【井川意高】天上夜想曲
    • 【神保哲生×宮台真司】マル激 TALK ON DEMAND
    • 【萱野稔人】超・人間学
    • 【韮原祐介】匠たちの育成哲学
    • 【辛酸なめ子】佳子様偏愛採取録
    • 【AmamiyaMaako】スタジオはいります
    • 【Lee Seou】八面玲瓏として輝く物言う花
    • 【町山智浩】映画でわかるアメリカがわかる
    • 【雪村花鈴&山田かな】CYZOデジタル写真集シリーズ
    • 【花くまゆうさく】カストリ漫報
サイゾーパブリシティ