サイゾーpremium  > 特集  > エンタメ  > 蒼井そらがこれまでの活動と本音をぶちまける!

――2002年にAV女優としてデビューし、妹系キャラで一世を風靡した蒼井そら。現在までテレビのバラエティ番組やドラマ、映画など多岐にわたる分野で活躍を続け、その人気は日本を飛び越して海外にまで及んでいる。また、プライベートでは結婚と出産を経験し、自身がモデルとなる評伝『夜が明けたら 蒼井そら』(藤原亜姫著/主婦の友社)で、赤裸々なエピソードを公開して話題に。AV女優時代からけっして色あせない“蒼井そら”の魅力に迫ってみた。

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(写真/西田周平)

──昨年に自伝的小説『夜が明けたら 蒼井そら』が出版されましたが、周囲の反響はいかがでしたが?

蒼井そら(以下、蒼井) 最初に本のオファーをいただいたとき、正直なところ「誰が読んでくれるんだ?」と思いました。そもそも自分の人生が波乱万丈だという意識はまったくなかったんですよ。ただ、いろんな方に読んでいただいて、みなさんが「面白かった」と褒めてくれます。自分としては「ホントに?」と半信半疑ですけど(笑)。

──小説ではお母様とのエピソードが印象的でしたが、そのお母様は読まれたんですか?

蒼井 どうやら読まれてしまったみたいです。書籍のイベント中にLINEがきて「読んだよ」って。書籍のことについて母には教えてなかったので、もう驚きのあまり「うわー!」と身悶えしました。身内に読まれるのはどうにも恥ずかしくて、ダンナにも読まないように言っているくらいですから。直接感想を聞くことは今もできていません。

──内容もかなり内面の深いところまで掘り下げていますもんね。

蒼井 もともと自叙伝を出版していますが、そこで書かれていないことを伝えたいなと。それで心理的な葛藤だったり、プライベートな恋愛や中国での活動など、自叙伝では書かなかったことを丁寧に語るようにしました。“小説”となっていますが、自分自身に関する部分については、ほとんどホントのことですよ。

──蒼井さんの活躍ぶりは華やかだった記憶があったので、小説で書かれたネガティブな部分は衝撃的でした。

蒼井 AV女優さんは1年目が一番フレッシュで、後は落ちていくだけというのが常識でしたから。私は幸いにして勢いは続いていましたが、2年目以降は「消えないためにどうしよう?」とばかり考えていましたね。表では“陽”に見せているけど、裏側は“陰”でいっぱいという状況です。

──あの頃は人気のあるAV女優さんがテレビにも進出してきたり、かなり華やかでしたけど。

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蒼井 パイオニアは飯島愛さんだと思うんですけど、そこから“次の愛さん”が10年間くらい出てきませんでした。私がデビューした当時は“冬の時代”と言われていたくらいで。そこから及川奈央さんとか、夏目ナナちゃんとか、私も含めてスポットが当たっていくようになった感じですね。

──蒼井さんは『おねがい!マスカット』(テレビ東京系)シリーズで一般層に認知された感じでしょうか。

蒼井 その前からテレビドラマの『嬢王』(テレビ東京系)とか、テレビ番組にはちょこちょこ呼ばれていましたけど、確かに“マスカッツ”は大きかったと思います。その頃から男性だけじゃなく、女性にも声をかけられるようになりましたし。

──あの頃から“セクシー女優”という言葉が出てきて、AV女優さんが普通にテレビに出られる環境になりました。

蒼井 そうですね。ちなみに“セクシー女優”という言葉は、本にも登場するうちのマネージャーが作ったと思うんですよ。私がテレビに出演するとき、テレビ局のスタッフから「AV女優」という言葉を使いたくないという話が出まして。そうしたらマネージャーが「セクシー女優とかにしておけばいいんじゃないですか?」と、ポロッと言ったのを覚えているんです。実際にそこからセクシー女優と呼ばれるようになった印象があって。絶対ではないですが、恐らく生みの親なんじゃないかと個人的に思っています。

──その当時、ライバルと思っていたAV女優さんはいました?

蒼井 かなり嫉妬深いタチなので、意識する人気女優さんはたくさんいましたね。それこそ及川奈央さんや夏目ナナちゃんもそうですし、“マスカッツ”で共演していたみひろもデキる子なので「負けたくない」と嫉妬の炎をメラメラと。ただ、今はものすごい仲が良くて、「あたしたち、あのときがんばったよな」という“戦友”みたいな感覚で話していますけど(笑)。

──かなりの負けず嫌いなんですね。

蒼井 それはもう、嫉妬の固まりでしたから(笑)。ちなみに、サイゾーさんとも因縁があるんですよ。昔に夏目ナナちゃんがサイゾーさんの表紙に掲載されたことがあって、そのことが、ショックでショックで……。一般紙の表紙にAV女優が出演できるというのが驚きでしたし、「なんでアタシじゃないの~!」って。

──夏目ナナさんがサイゾーの表紙に出演されたのって2007年のことですが、今も忘れてないんですね(笑)。

蒼井 まったく忘れていません。もうこれだけは話をしようと決めて、ここに来ましたからね(笑)。

──あと、AVからの引退ははっきり明言されていませんね。

蒼井 正直なところ、「引退」という言葉は「100%終わり」という感じで好きじゃないんです。AVも含めて“蒼井そら”ですし、活動は続けていくので引退宣言はしませんね。ただ、これからAVに出演することは考えてなくて、あくまで“蒼井そら”を引退したわけではないので宣言しないということです。

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