ながらく作中で軽を描いてきた、鳥山明は、実際にハスターのCMに起用された実例も。
――日本独自基準の軽自動車はどのようにアニメやマンガ作品で描かれてきたか――?
これまで軽=ダサいというイメージが蔓延してきたために、マンガやアニメなどには軽自動車が描かれることはほとんどなく、フィクションに描かれる車は、いつも大きくカッコいい車ばかりだった。
そんな中、例外的に軽自動車を描いているのが、走り屋たちの姿を描く自動車マンガの金字塔『頭文字D』(講談社)だ。主人公の藤原拓海が操るトヨタ86を追い詰める相手として、スズキの軽スポーツカー・カプチーノが登場。コーナリングのキレで、86を徹底的に追い詰めていった。