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絶望から再起した新世代ラッパー

【SANTAWORLDVIEW】「ベースにあるのは絶望」独自の“チェケラッチョ”で他を圧倒する新世代ラッパー

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――Leon Fanourakisの盟友である横浜のラッパー、SANTAWORLDVIEW。不敵なキャラクターとスキルフルなラップで評判だが、彼の根底にあるのは10代で味わった絶望だという。

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(写真/鈴木智弘)

 今、世界でポピュラーなヒップホップは“歌うラップ”。日本でも若い世代に多いが、1998年に横浜で生まれたSANTAWORLDVIEWは独自のフロウ(節回し)でライミングする(韻を踏む)。本人はそれを“チェケラッチョ”と呼ぶ。

「ヒップホップにハマったのは中3のとき。Leon Fanourakis(こちらの記事)との出会いがきっかけです。近所の山下公園でずっとフリースタイルしてました」

 当時ハマったのは、90年代ヒップホップを再解釈したニューヨークのラッパーたち。Leonとのフリースタイルでひもとき、自らの“チェケラッチョ”を確立した。

 頭角を現したのは、2018年に出場したAbemaTVのオーディション番組『ラップスタア誕生!』。天真爛漫なヤンチャ坊主として紹介され、審査員には評価されたが、惜しくも優勝は逃した。しかし19年、EP『What just happened?』で自らの実力を証明し、20年1月には待望のフルアルバム『Sinterklass』を発表した。

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