サイゾーpremium  > 特集  > アダルト  > 小児性愛を治療する方法とは?【2】/【ミーガン法】の成り立ちと欠点
第1特集
小児性愛を治療する方法とは?【2】

性犯罪者が社会復帰できない?――米国ミーガン法の成り立ちと欠点

+お気に入りに追加

――こちらの記事では、前記事中に出てきた小児性愛に関する事件や法律を紹介。

1912_P084-087_07_230.jpg

 ミーガン法とは、アメリカで性犯罪者の再犯を防ぐ目的で制定された法律の俗称。1994年にニュージャージー州で暴行・殺害された当時7歳の少女ミーガン・カンカの名に由来する。加害者の男はミーガンと顔見知りであったが、彼には子どもへの性的虐待で2度の逮捕歴があったことを周囲の誰も知らなかった。

 この事件をきっかけに、性犯罪者の再犯率の高さを根拠にした性暴力加害者の情報公開を求める運動が起き、同年、同州でミーガン法が成立。96年には各州で類似の州法の制定を促す連邦法が提案され、圧倒的多数の賛成により可決された。

 内容は州によって差があるが、「性犯罪の加害者」として有罪判決を受けた者は釈放後も住所やそのほかの個人情報を登録することが義務づけられ、また警察はそうした情報を加害者の住むコミュニティに告知するよう定められている。しかし一方で、それは社会復帰を目指す性犯罪者の人権を侵害しているのではないかとの批判もある。

裁判は続いているが……
千葉小3女児殺害事件

ログインして続きを読む
続きを読みたい方は...

Recommended by logly
サイゾープレミアム

2024年11月号

サヨクおじさんが物申す 腐敗大国ニッポンの最新論点

NEWS SOURCE

サイゾーパブリシティ