――セクシー女優としての経験も持つ男の娘タレントの大島薫氏に、肉体描写に定評のある作品を読んでもらい、その中でも特に「このチンコ描写が上手い!」と思う4作品を挙げていただいた。
【1】はやりのプレイを取り入れた最新チンコ
『毒とセックス』(アンソロジー「インモラル・セックス」より)
(作:はらだ/出版社:リブレ/2019年)
[作品詳細]
18禁BLレーベル「X-BL」から刊行された「インモラル」をテーマにしたアンソロジー。中でも本作は、「SNSで承認欲求を満たすジェンダーレス男子」という今っぽい主人公にリアリティがある。リスカやペニスにハンダコテを刺すといった過激な描写も。
[大島薫レビュー]
手コキカラオケやローションストッキングでの亀頭責めなど、一時期ネットでバズったようなキャッチーなプレイを取り入れていて、よく調べている印象です。実は、アナルを使わなくても、亀頭責めで射精しないオーガズムの「メスイキ」ができるんですよ。手コキの動きもリアルだし、カリ回りの責め方も想像だけでは再現できない描写をしていて、研究熱心さが伝わってきます。
【2】キャラによってペニスの個性を描き分ける技量
『30までに死にたい』