――大河ドラマからEXILE映画にジャニーズ映画……話題作に出ずっぱりの坊主頭イケメンは一体何者なのか。まだウィキペディアにも載っていない超新人を青田買い!
(写真/岡崎果歩)
テレビドラマ『いだてん』(NHK)『俺のスカート、どこいった?』(日本テレビ)、映画『HiGH&LOW THE WORST』『ブラック校則』と、ここ最近の話題作に立て続けに出演しながら、まだウィキペディアに「葵揚」の項目はない。インタビューも、これが初となる。それもそのはずで、俳優として活動を始めてから約1年という超新人だ。それ以前は立教大学に通う学生だった。
「モデルはやってたんですけど、学業を優先してたので、あまり力を入れていませんでした。でも就職することに執着もなかったので、就職活動は特にしなくて。そのまま卒業した後、なんとなくやっていたモデルという道に落とし前をつけたいと思ったんです。自分が納得するところまでやってみて、やめるなり続けるなり、選択できたらいいな、と。それで事務所に所属することになりました」
「人前に出る仕事がしたいという思いは昔からあったんですか?」と問うと、「ないです。すみません、面白いこと言えなくて」とはにかむ。芝居を始めたのも、「事務所に入ったら『お芝居もやってみたら?』と提案があって、モデルの仕事をするにも役に立つと思って」というのがきっかけだった。
「家族がみんな映画好きだったので、テレビでやってる映画を欠かさず観てはいました。でも俳優さんには全然詳しくなくて……。役者さん同士がよく『あの作品のこの人、良かったよね』『あのシーンの演技すごかったよね』って話をしてるんですけど、僕それについていけないんですよ。『へー、そうなんですねぇ』って相槌がうまくなりました(笑)」