――カメラマン・デザイナー、そして親日家としても知られるアッシュ・ハドソン。そんな彼が自らが体験した日本の“アングラ文化”を詳細にレポート。
最近のお気に入りのバケーション先はタイ。「住んでもいい」って思っているくらいだ。なんでそんなにタイが好きかと聞かれたら、そこには日本と違うダーティでセクシーな夜があるからだ。道には売春婦がたくさんいて、泥酔している外国人観光客もいる。日本の性事情はちょっと秘めたイメージがあるが、タイはいろんな意味でおおっぴらだ。中でも、俺は性転換手術をしたレディボーイに興味があって、リサーチのためにタイに飛んできた。
レディボーイを初めて撮影したのは、3年くらい前でタイのサムイ島だった。ストリートをフラフラ歩いていたらレディボーイのバーが数軒あって、彼女たちが投げキスで呼びかけてくるもんだから、興味本位で入ってみた。25ドルを手渡すと、すぐ撮影に応じてくれて、その後「フェラはどう?」って言われたけど、さすがに断った。確か追加で10ドルくらいだったけれど。