『宇垣美里 ファーストフォトエッセイ 風をたべる』(集英社)
3月でTBSを退社し、フリーに転身した宇垣美里の活動が順調だ。
4月に発売されたファーストフォトエッセイ集『風をたべる』(集英社)は好セールスを記録し、「an・an」(マガジンハウス)の尻出しショットもインパクト十分で大いに話題を呼んだ。
とりわけ、絶好調なのがイベントの仕事。5月11日に池袋サンシャインシティで開かれたコスプレイベントに登場し魔女に扮してみせ、18日には渋谷MODI前で行われた『祇園祭PR大使』の任命式に浴衣姿で出席し、注目を浴びたものだった。
「宇垣は可愛いルックスだけでなく、独特の言い回しで本音を語るので、マスコミも記事にしやすい。そのため彼女のもとにはイベントのオファーが殺到していますよ。ギャラも1回150~200万円とフリーに転向したばかりの女子アナとしては破格です。業界からは『イベントの女王』とも評され、局アナ時代の年収は軽く超えてくるのは間違いない」(芸能記者)
しかし、その一方で物足りないのがテレビでの露出だ。一部では、10月期に放送予定の米倉涼子主演ドラマ『ドクターX』(テレビ朝日系)で女優デビューするとも伝えられているが……。
「これまで、『ドクターX』の外科部長や院長の“お色気秘書”役は“オスカー枠”で、米倉のバーターとして同事務所の女優が起用さえるのが慣例。これまで笛木優子、内藤理沙、田中道子、是永瞳がキャスティングされていることから、次は宇垣ではないかと目されていました。しかし、現時点で彼女の名前は挙がっていないようです」(テレビ誌ライター)
そんななか、5月31日発売の「FRIDAY」(講談社)によれば、宇垣のテレビ露出が少ないのには理由があるという。
「彼女の意向で所属事務所は“安売り”しないようにしているといいます。そのため、単発の仕事ではなくゴールデンのレギュラーを狙っているそう。女優デビューするにしても、犯人役などのメインゲストならあり得るものの、脇役では受けない方針。当然、『ドクターX』も秘書役では出る気がないのだとか」(週刊誌編集者)
新人とは思えない「大物感」を漂わせている宇垣。ドラマ、バラエティとオファーは殺到していそうだが、どの番組を選ぶのか楽しみだ。