『すき。ということ<通常盤>』(キングレコード)
手応えを感じていたとしたら、この数字はかなりショックだったに違いない。
元AKB48で歌手の板野友美が2月23日、都内で11thシングル「すき。ということ」発売記念ライブを行った。
「今作のミュージックビデオ(MV)は、恋人との日常を描いたドラマ仕立てとなっており、板野のキスシーンが収められていることが多くのメディアで取り上げられていました。その宣伝効果もあってか、再生回数は160万回を突破。AKB卒業後は、低迷が続いている板野だけに、人気回復の起爆剤としたかったはずです」(音楽ライター)
ところが、2月13日に発売された同曲のCDセールスは大爆死。オリコンランキングの初週売り上げは2,906枚で、初登場29位という目も当てられない結果に。同日発売で16位に入った元AKB48の演歌歌手・岩佐美咲の「恋の終わり三軒茶屋」は、初週9,307枚を記録。板野はトリプルスコアでの完敗となってしまった。
「板野よりも上位にランクインした韓国ガールズグループ『GFRIEND』の『SUNRISE』MV再生回数は36万回、同じく声優グループ『i☆Ris』の『Endless Notes』は6万回ですから、板野には“無駄キス”となってしまった。以前から、音楽関係者の間では無料で観られるMVはCDのプロモーションにつながらないとの指摘がされていましたが、今作の結果はその見本となってしまったようです」(同)
元AKB48といえば、高城亜樹、篠田麻里子が立て続けに結婚したが、板野自身は「それに乗らない」とツイートしている。しかし、キスシーンでも効果がないのであれば、いよいよ結婚で注目を浴びるしか浮上の道はなさそうだ。