『負けずぎらい。』(日経BP社)
昨年大みそかに放送された『NHK紅白歌合戦』の平均視聴率は、第1部が37.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)、第2部が41.5%となり、ワースト3位だった一昨年から持ち直した。
サザンオールスターズ、ユーミン、米津玄師など注目アーティストと共に、視聴率アップに貢献したのが、紅組司会の広瀬すずだ。
「確かに、広瀬の司会はグダグダでした。『欅坂46』を『乃木坂46』と言い間違えたり、『いきものがかり』の曲中、皆がタオルを振り回して盛り上げているのに、彼女だけが真顔でピアスを直している姿を抜かれたことも。また、曲が始まる前に出演歌手の紹介を終わらせることができなかった場面も何度かあり、ネット上では今も批判が止まりません」(芸能ライター)
しかし、そんな広瀬が本領を発揮したのが、ファンだという「あいみょん」の歌唱時だった。同じくあいみょんファンとして応援に駆け付けた乃木坂46・白石麻衣、生田絵梨花、松村沙友理が登場し、広瀬と並んだのだが、そのビジュアルの違いに、ネット上では「顔の大きさ全然違った」「専門職の女優は伊達じゃない」「まいやん顔の大きさ広瀬すずの2倍だな」「すずは華があるね」といったコメントが飛び交い、“公開処刑”となっていたようだ。
「白石は写真集が30万部ヒットとなった当代のナンバーワンアイドル。2018年の女性タレントCM起用社数ランキングでも18社で1位となり、15社で2位の広瀬を上回っています。しかし映像を観る限り、顔の小ささ、華やかさ、オーラでは広瀬が白石を圧倒。グループではなくソロで、しかもゴールデン帯で主演女優を張る人のレベルの高さを改めて実証していたように感じました」(テレビ誌ライター)
NHKが彼女に求めたのも仕切りではなく、視聴率をもぎ取る「顔面力」だったのかもしれない。