『新垣結衣 写真集 まっしろ』(小学館)
まさかこの2人が、ここまで低視聴率に苦しむとは、関係者は思いもしていなかったことだろう。
10月31日に放送された新垣結衣主演のドラマ『獣になれない私たち』(日本テレビ系)第4話の平均視聴率が6.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)となり、第1話11.5%、第2話8.5%、第3話8.1%から急落したことがわかった。
「放送開始前は秋のドラマ期待度ナンバーワンでしたが、放送回を重ねるごとに数字を落とし、しかもその落ち幅が大きい。今作は『逃げるは恥だが役に立つ』(TBS系)でタッグを組んだ野木亜紀子氏の脚本とあって、視聴者は同じようなラブコメを期待していた。しかし、いつまでたっても“疲れたガッキー”を見せられるだけ。皮肉屋の松田でときめくこともないため、我慢強く見ていた視聴者も脱落したようです」(テレビ誌ライター)
そして、10月30日放送の第4話でついに視聴率5.4%にまで下落したのが、有村架純主演の『中学聖日記』(TBS系)。こちらも、打ち切り水域に突入しそうな雲行きだ。
人気女優の2人が爆死した理由を広告代理店関係者が指摘する。
「共通するのは、タイトルがよくなかったということです。実際、TBSの番組関係者が調査したところ、『中学聖日記』という文字面、響きがAVを彷彿とさせ、視聴者に『卑猥』なイメージを与えていることがわかった。新垣のドラマも『獣』という単語が彼女のさわやかなイメージにそぐわず、こちらもAVまでは行かずとも『下品』なイメージを与えてしまった。番組サイドは必死に『逃げ恥』よろしく『けもなれ』を浸透させようとしていますが、元のタイトルの印象が悪いのだからどうにもならない。このままでは今期のワーストを新垣と有村が争うことになるかもしれません」
勘のいい視聴者の中には、放送前から危惧していた人もいたようだが、内容以上にもっとタイトルを真剣に考えるべきだったかもしれない。