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インタビュー
あるあるの土台にある、芸人としての神髄とは?

【レイザーラモンRG】あるあるネタはこれで見納め!? 瞬発力で“ハッスル”新たな笑いの手口

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――新しい言葉の基礎をつくりたい――あるあるネタに凝縮された“亜種”芸人が、競争激しい芸能界を生き抜くためのロジックとは。

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(写真/大辻隆広・go relax E more)

「MCや芸人からネタを振られて、“考えて何かをコメントするよりも早く返したほうがおもしろい”って、トレンディエンジェルの斎藤が言っていて。『ペッ!』っていうのは、それを突き詰めた最短最速で繰り出すおもしろワードなんですよね。しかも、何を言われても返せる。実は考えつくされたギャグなんです」

 芸人・レイザーラモンRGは、単にあるあるを言う人、ともすればスベリ芸の人などと思われがち。だが、実のところどこまでもロジカルにお笑いを考えていた。

「上の世代にはトーク力や大喜利力がものすごい人がたくさんいる。その中で自分たちが目立つためにと彼らみたいな、“亜種”が生まれたんですよ。“スベる”かどうかよりも、まず瞬発力なんです」

 実際にRG自身、いつ何時でも振られたら即座に“あるある”を返すことで名をはせてきた。さらに市川海老蔵やスティーブ・ジョブズといった、まだ誰も手を付けていないモノマネをいち早く開拓。似てるかどうかよりも、話題になりそうなものをすぐにネタにしてきた。極めつきは細川たかしの髪形を地毛で再現するというもの。日常生活にも支障をきたすこの挑戦にこそ、瞬発力を重んじる芸人の覚悟が詰まっている。

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