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お騒がせ男の"最初で最後の懺悔録"──高須基仁 の「全摘」No.75

「新潮45」を潰したのは、昔の肩書きでテレビに出る、元編集長・中瀬ゆかりだ!

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──年齢不詳、職業不明、痛風持ち……老獪タカスが、自らの五臓六腑をすする気合で過激に告白&提言

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10月21日に24回目となる熟女クイーンコンテストが行われる。中瀬も浜田も駒井も横野も見に来るといい。自分のカラダひとつで勝負しているオンナたちの生きざまを(写真は前回の模様)。

 自民党の杉田水脈による「LGBTには生産性がない」発言に端を発し、新潮社の「新潮45」が事実上の廃刊になった。新潮社の創立者、佐藤義亮の言葉「良心に背く出版は、殺されてもせぬ事」に準じたのだろう。

「新潮45」のかつての名物編集長といえば、現出版部部長の中瀬ゆかりである。私は彼女の亭主(故・白川道)がぐうたらというところに大きなシンパシーを覚えてきた。中瀬から原稿依頼があり、ショーケン(萩原健一)について書いたこともある。

 違和感を抱き始めたのは、『5時に夢中!』(TOKYO MX)に出て、言いたい放題、下品と下劣を極めるようになってから。「新潮45」はノンフィクションをテーマに立ち上がった雑誌だが、中瀬はそこから大きく逸脱し、朝や夕方の情報番組にもちゃらちゃらと出て、誰でも知っていることを自分だけが知っているかのようにしたり顔で語った。すなわち女・鳥越俊太郎に成り下がったのだ。

 その結果、視聴者から「元編集長がこうなのだから、その雑誌も推して知るべしだろう」と見られるようになり、実際に内部もぬるくなり、杉田の発言とそれを擁護する特集記事につながったと私は思う。

「新潮45」で私を担当する女性編集者は柳美里と仲がよく、中瀬も柳と仲がよかった。柳は2015年に福島県に移住し、今春、書店「フルハウス」を開店。賛否両論あるが南相馬市で自ら“ノンフィクション”として生きている。そんな柳と真逆の生き方をしているのが、横についていたはずの中瀬だ。

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