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第1特集
第二のシリコンバレーの経済地理学【2】

深センやイスラエルだけじゃない?――次世代のテック系産業注目都市

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――世界にはまだまだ第二、第三のシリコンバレーが存在している。まだ目立ってはいないけれど、注目の3都市をピックアップ!
※各国の基礎データは外務省の公式HPより、2017年のデータを参照。なお、メキシコの「主要産業」は記載がなかったため、各種データを基にしている。

●フィンテック分野で赤丸急上昇
メキシコ/メキシコシティ

[国の基礎データ]正式名称/メキシコ合衆国 人口/1億2920万人 実質GDP成長率/2.1% 主要産業/自動車、電気・電子機器といった機械工業、鉱業

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Amazonのデビットカード「Amazon Recargable」申し込みページより。

今年3月、Amazonがメキシコで同社初となるデビットカードサービスを開始した。フィンテック企業の参入が相次いでおり、その数はブラジルを超え、ラテンアメリカで最多に。前記事『“第二のシリコンバレー”の経済地理学――テック系企業集積地が沿岸部に生まれる理由』に登場した宮路氏も期待を寄せる。「メキシコは太平洋や大西洋にもアクセスできる良い位置にあるといえます。1995年頃のテキーラ危機の影響で、銀行口座を作ることに規制がかかっており、銀行口座を持たない国民が大勢います。そのため、銀行サービスの代替として電子決済サービスが注目を集めているのです」

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