『織田裕二 写真集「COLORS」(カラーズ)』(ぴあ)
視聴率が全てを洗い流してくれたようだ。
織田裕二主演の月9ドラマ『SUITS/スーツ』(フジテレビ系)が10月8日にスタートし、初回の平均視聴率14.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録、好調な滑り出しとなった。しかし、その裏では織田がご機嫌斜めになる出来事が連発し、スタッフは肝を冷やしていたという。
発端は10月1日に生放送され、フジテレビ系の新番組やレギュラー番組の出演者が一堂に会した特別番組『FNS番組対抗 オールスター秋の祭典 目利き王決定戦』でのこと。総合司会を担当していた坂上忍が、織田を呼び捨てにしたのだ。
「実は、織田サイドから事前に『SUITS』の宣伝以外の話で織田をイジらないという申し合わせがあった。しかし、坂上は『この番組、織田が出てくれる、ってなって、スタッフ全員、ビビってる』などと織田をイジりまくり。2人は同じ1967年生まれで、91年公開の映画『就職戦線異状なし』で共演していますが、子役上がりの坂上には自分のほうが芸歴は長いという自負がある。ところが、番組前に織田が楽屋に挨拶に来なかったことでカチンときていたといいます。織田をイジらないと盛り上げられない坂上のMCとしての力量不足もあったと思いますが、心の中で織田を困らせてやろうという意識が働いていた可能性もありそうです」(テレビ関係者)
織田は坂上の態度に立腹していたようで、同時にフジに対しても「話が違う」と不信感を露わにしていたという。
「ドラマの直前に『東京ラブストーリー』(フジテレビ系)の再放送を流されたことも、織田にとっては不服だった。彼は古いコンテンツを流されることを良しとしないタイプで、『踊る大捜査線』(フジテレビ系)の再放送も認めていない。しかし、こうした宣伝展開が奏功して『SUITS』が高視聴率につながったことですっかり気をよくし、今では現場で満面の笑みを浮かべているとか」(同)
番組スタッフも胸を撫で下ろしていることだろう。