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町山智浩の「映画がわかるアメリカがわかる」第130回

『クレイジー・リッチ!』アジア人によるアジア人の映画でハリウッドに革命を!

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『クレイジー・リッチ!』

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ニューヨークで働くレイチェルは、ある日、恋人・ニックが親友の結婚式に出席するため、2人で彼の故郷、シンガポールへ向かった。ニックが家族に、レイチェルを紹介するという。実はニック、シンガポールの不動産王一族の御曹司だったが……。監督:ジョン・M・チュウ、出演:コンスタンス・ウー、ヘンリー・ゴールディングほか。9月28日公開予定。

 今年の夏、アメリカでは、映画『クレイジー・リッチ!』というロマンチック・コメディが予想外の大ヒットになった。これはハリウッドの革命だった。

 ヒロインは、ニューヨーク大学で経済学を教える30代の女性レイチェル。付き合って1年になる男性ニックから、彼の故郷に行こうと誘われる。

「幼なじみの結婚式に招待されてるんだ。この機会に君を母に紹介したい」

 そういえば、レイチェルはニックの家族について何も知らない。

 2人で空港に行くと、ファーストクラスに案内される。

「僕が予約したんだ」

「あなた、もしかして王子様なの?」

「そんなバカな」ニックは笑った。

「王子様よりお金はあるよ」

 恋人はクレイジーなほどのリッチでした! そんな話は昔の少女マンガみたいに古臭い。どこがハリウッド映画の革命なのか?

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