『みやぞん 日めくり with あらぽん ― まいにち、感謝してますぅ~ ― (ニューメディア)』(辰巳出版)
露骨すぎる“みやぞん潰し”に、視聴者は唖然としたようだ。
毎年夏恒例の『24時間テレビ』(日本テレビ系)が、今年も8月25~26日に放送され、平均視聴率が15.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を記録。瞬間最高視聴率は放送終了直前の34.7%だったことがわかった。
番組の目玉企画といえば、毎年大きな感動を呼ぶ「100キロマラソン」。今年はANZEN漫才・みやぞんが史上初となるトライアスロン形式に挑戦。スイム1.55キロ、バイク(自転車)60.4キロ、ラン100キロを走破した。しかし、視聴者はどうもモヤモヤさせられたようだ。
「今年も含めて5年連続で番組のフィナーレ直前、ほぼ同じ時刻にランナーがゴールしていたことで、またぞろ“時間調整疑惑”が浮上。しかもバイクでは、メイン会場で歌うサンプラザ中野くんのサビのタイミングがズレたまま、みやぞんがゴールしてしまう。すると、みやぞんはなぜか、もう1周“ウィニング・ラン”を始め、画面には『バイク残り400m』との表示が出され“2度目のゴール”となりました。こうした不自然な演出には視聴者も興ざめとなったようです」(テレビ誌ライター)
実際、昨年の同番組と比較してみると、平均視聴率は3.4%減、瞬間最高視聴率も5.8%減と振るわなかった。
最近では「視聴率稼ぎ」「障がい者を見世物にしている」「出演者たちの高額ギャラ」が批判の的となっているが、今年はそれに加えて他局による“妨害”もあったという。
「あからさまだったのがTBSです。みやぞんのスイムが終わって、これからバイクがスタートするというタイミングで、人気番組『クレイジージャーニー』をかぶせてきました。その内容は総距離600キロを3日間で踏破するという『アドベンチャーレース』の密着映像。地球上で最も過酷といわれており、TBSが日テレにケンカを売って、みやぞんのトライアスロンを“ショボく”見せようとしているとしか思えませんでした。また、テレビ東京も同様に25日夜の『SPORTSウォッチャー』で、『アドベンチャーレースに取り付かれた男』として田中正人氏を特集。断崖絶壁に挑む、50歳の彼が死の危険を感じるレースを20年以上に渡ってチャレンジし続けている様子を放送しています」(テレビ関係者)
みやぞんが偉業を成し遂げたのは間違いだけに、視聴者も小賢しい演出や妨害などせずに、もっと素直に感動させてもらいたかったはずだ。