――オリジナル作品を中心に、サイゾー編集部が独断と偏見で“タブー破りのドキュメンタリー作品”12本を選んでみた!
■社会問題系
『汚れた真実』
原題:Dirty Money
公開年:2018年
Netflixオリジナル
2015年に発覚したフォルクスワーゲン社の排ガス不正問題や、イギリスの金融機関HSBCホールディングスが麻薬カルテルの資金浄化を支援していた事件などを、関係者や識者への取材を通じて、深掘りしていく。大企業が絡んだ大手メディアが取り上げにくい問題と真っ向から向かい合った正統派な社会ドキュメンタリー。
『食品産業に潜む腐敗』
原題:ROTTEN
公開年:2018年
Netflixオリジナル
「ハチミツ」「ピーナッツ」といった特定の食品から、「鶏肉産業」「漁業」といった食品にまつわる業界の実情や、そこで起こっている問題などについて、テーマごとに丁寧に追ったドキュメンタリーシリーズ。「ニンニク」をテーマにした3話では、アメリカへニンニクを輸出する中国業者のダンピング疑惑を追っていく。アメリカが直面する問題を「食品」という視座から切り取った佳作。
■ダークツーリズム/潜入系
『世界の“現実”旅行』
原題:Dark Tourist
公開年:2018年
Netflixオリジナル
災害被災地や戦争跡地をめぐる“ダークツーリズム”を、ニュージーランドのジャーナリストが世界中で行うシリーズ。第1話となる「ラテンアメリカ」編では、コロンビアの麻薬王であるパブロ・エスコバルが信頼した殺し屋と出会い、彼に当時の話を聞きながら、現地を散策していく。ほかにもメキシコで悪魔払いを取材したり、「日本」編では原発ツアーや富士の樹海、軍艦島などを訪れる。