『武井壮の目指せ! 百獣の王 ~人間VS動物のシミュレーションバトル 実践編~』(ワニブックス)
復活というよりスピンオフ? 7月9にスタートするフジテレビ月9ドラマ『絶対零度~未然犯罪潜入捜査~』に、早くも爆死フラグが立っている。『絶対零度』シリーズは、上戸彩主演で2010年、11年に放送され、平均視聴率はシーズン1が14.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)、シーズン2が13.1%をマーク。
近年のフジの月9ドラマといえば、10作中9作の視聴率が2ケタに届かず、惨敗続き。唯一、14.8%を記録した『コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命- 3rd season』も、過去のヒットドラマの続編だった。八方ふさがりのフジは、もはや続編頼みとなるしかないのだろう。
「当然、フジは上戸にオファーしたが子育てを理由に断られ、準主役だった沢村一樹が急遽、主演に繰り上がることに。上戸は主演ではないものの脇役として出演すると思われていましたが、フタを開けてみると、彼女は出るには出るが、失踪してすぐにいなくなるという完全な“チョイ役”。クレジットも『特別出演』となっており、6月30日に行われた番組の記者会見にも現れませんでした。このところフジのドラマに出演した役者は軒並み商品価値を暴落させられていますから、上戸もできるだけ“無関係”でいたいのでしょう」(テレビ誌ライター)
ドラマが爆死濃厚な空気は、初回ゲストからも漂ってくる。
「一番の大物俳優を持ってくるべき初回ゲストに選ばれたのが、タレントの武井壮というのは、失礼ながら、なんともショボすぎです。上戸と同じ事務所の『武井咲』の間違いではないのかと、耳を疑いましたよ。武井は有名クラブの経営者役として登場するそうですが、そもそも役者でもない彼が起用された時点で、刑事ものとしては薄っぺらい印象になる。フジのドラマが本業の俳優たちに避けられている証左で、この先、武井以上のゲストが登場することも期待できなさそうです」(同)
記者会見で沢村は、「初体験の夜をみんなで過ごしませんか」と得意の下ネタで笑わせたが、自身も体験したことがない「低視聴率」で凍えることにならなければいいが……。