『雑草の生活』(新潮社)
本意ではないトークの流れに、さぞかし冷や汗をかいたことだろう。
5月25日に放送された『ダウンタウンなう』(フジテレビ系)に女優の中嶋朋子がゲスト出演。番組では中嶋の友人から「某監督の映画撮影で『“うん”という一言だけのセリフなのに、何十回もやらされた』と怒っていた」という証言が寄せられた。
「これにピンと来たのが坂上忍でした。『僕はこれを読んだ時に、どの監督かすぐわかりました』と語り、『■■■■しかいないでしょ』と名前を言い当てたうえで、『二度と出ねえ。あんなヤツの映画』と言い放ったのです。中嶋は番組を面白くするために言っただけで、実際は怒っていたわけでもなかったため、『一緒に映さないで!』とうろたえながら、必死に坂上を制止。しかし坂上はお構いなしといった様子で、浜田雅功に『うん』のセリフを言わせ、何度もダメ出しする某監督を嫌味に再現していました」(テレビ誌ライター)
監督の名前はピー音で伏せられていたのものの、ネット上ではある大物監督で“確定”となっているようだ。
「坂上が出演した1988年公開の映画『ダウンタウン・ヒーローズ』の監督を務めた山田洋次の名前が挙がっています。坂上は過去の番組でも山田監督について、『衣装合わせで何種類も着替えさせられて、頭にきた』と話していますから、中嶋のトークで嫌な思い出がふつふつと蘇ったのかもしれません。一方の中嶋は公開中の山田監督最新作『妻よ薔薇のように 家族はつらいよ3』に出演中ですから、焦ったでしょうね。山田監督は演技指導が特に厳しいことで知られており、中嶋は5月19日に放送の『メレンゲの気持ち』(日本テレビ系)に出演した際にも、丸1日かけて『あ』という音だけで何十回も指導されていたことを明かしています」(前出・テレビ誌ライター)
とはいえ、ネット上では坂上について「オファーがあってから言えば格好いいかもしれないけどね」「一言のセリフが、映画の印象を左右する事がある。それを大事に思えないなら、出演はやめてほしい」などと批判の声が多く飛び交っている。
坂上の“遺恨トーク”の引き金を引いてしまった中嶋。バラエティ番組の恐ろしさが身に染みたのだはないだろうか。