サイゾーpremium  > 連載  > アッシュ・ハドソンのアングラ見聞録【17】/ガンズ・アンド・ローゼズTシャツをめぐる裏話

――カメラマン・デザイナー、そして親日家としても知られるアッシュ・ハドソン。そんな彼が自らが体験した日本の“アングラ文化”を詳細にレポート。

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 先月号では俺のアパレル・ブランド「コナート」誕生から、90年代を代表するヒップホップ・アーティストとの交流について書いた。このブランドはB-BOY御用達のような印象を持たれることもあるが、実はロック・アーティストのツアーグッズを手がけたこともある。コナートはストリートファッションのブランドであると同時に、グラフィックデザイン会社でもあって、才能あるグラフィティ・アーティストを囲って、俺は彼らのアートディレクターのような立場で仕事をしてきた。要は、俺が思いつかないようなデザインのアイデアを、最終的に俺がディレクションする。それが結果的に良い作品を生む環境になっていたんだ。

 ロック・アーティストのグッズを手がけたのは、ガンズ・アンド・ローゼズのTシャツが初めてだった。ご存じの通り、俺の兄貴はガンズのギタリスト、スラッシュで、彼から「コナートでツアーTを作ってほしい」というところから話はスタートした。

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