サイゾーpremium  > インタビュー  > 【DJ CHARI&DJ TATSUKI】──最先端ヒップホップの形
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ストイック&フレッシュに邁進する2人が登場!

【DJ CHARI & DJ TATSUKI】新世代ならではの感覚を遺憾なく発揮するプロデューサー・ユニットが、名刺代わりのアルバムを発表

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――昨年のクラブを席巻し、今なお猛威を振るうシングル「ビッチと会う」。同曲を手がけ、今もっとも注目すべきDJ/プロデューサー・ユニットとして耳目を集める2人のセンスを探る!

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(写真/有高唯之)

 昨今、SNSやネット上で「何が流行っているか?」は、1秒単位で切り替わる。ことヒップホップ・シーンにその目を向けると、ほぼ毎日、洪水のようにネット上で新曲が発表され、新しいラッパーたちがデビューを飾っていく。そうした動きに対して常に目を光らせ、審美眼を用いながら各々の持ち場(=クラブ)において流行を紹介していくのもまた、DJ CHARIやDJ TATSUKIといった若いDJたちの使命だ。常に〈最先端〉にこだわる彼らは、今年DJをスタートさせて12年目を迎える。CHARIは静岡県浜松市出身。

DJ CHARI(以下、CHARI)「小学校までは、ずっとゲームをやってる子どもだったけど、テレビにKICK THE CAN CREWが出ていて、そこでヒップホップと出会って。高校生になるとDJ機材を買い、地元のDJバーみたいなところでDJを始めました」

 一方のDJ TATSUKIは、東京生まれ杉並区育ち。

DJ TATSUKI(以下、TATSUKI)「もともと4歳からバイオリンを習っていて、正直めちゃくちゃ上手いです(笑)。高校生の頃、ヒューマンビートボックスとDJ、そして僕のバイオリンでセッションしたことがあったんですけど、そこでDJに興味を持って」

 そんな2人は、都内のDJスクールの体験入学で出会い、意気投合。CHARIは地元静岡から上京して数日後、TATSUKIと共に、渋谷で開催されていた人気ヒップホップ・パーティ『BLUE MAGIC』などのレギュラーを獲得。彼らのDJスタイルにおいて秀でている点は、シーンで流行している新譜をストイックに追うことであり、フレッシュなサウンドやラッパーを見極めるセンスは随一だ。今回のアルバムのリード曲「ビッチと会う feat. Weny Dacillo, Pablo Blasta & JP THE WAVY」でも、それぞれが17年にブレイクし、渋谷のクラブを中心に活躍する日本の若手実力派ラッパーたちを、いち早く集結させた。

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