サイゾーpremium  > 特集  > IT  > 【Creepy Nuts】がヒップホップ動画を斬る

――あらゆる音楽ジャンルの中でも、ひときわ動画メディアとの親和性が高いといわれるヒップホップ。リリックや言葉だけでは伝わらない真意、そして、そこに隠れるヤバさ……。本稿ではR-指定とDJ松永のヒップホップ・ユニット〈Creepy Nuts〉と、ヒップホップと動画の“深意”を探る!

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(写真/cherry chill will)

 今や音楽業界における最重要プロモーションツールになった動画サービス。これまでもミュージックビデオ文化やMTVの隆盛など、ヒップホップシーンにおいて“動画”との親和性の高さは広く知られてきた。その一方で、ちょっとしたほころびから生まれる――MVに限らず、ラッパー同士のビーフによるバトルや、ライブでの思いがけない事故など――ヒップホップならではの“ヤバい動画”も多数存在する。今回はそんな魅力あふれる動画を紹介すべく、卓越したスキルと独自のキャラクターで、日本語ラップシーンはもとより、幅広い音楽ファンから注目を集めるヒップホップ・ユニット〈Creepy Nuts〉を招いて、本誌との“ヤバい動画対決”を敢行。Creepy Nutsには彼らが思うオールタイムのヤバい動画を選んでもらい、本誌は近年の動画の中から「これを知っているか!」的なものをピックアップ。互いの考える「ヤバい」基準の違い、そこから生まれる発見や提言なども味わいつつ――リストアップした動画と照らし合わせながら、お楽しみください。

――まずは、Creepy Nuts先手からいきましょうか。

DJ松永(以下、松永): そもそもDJは、見方によってはハードルが低い職業だと思うんですよ。歌や楽器、ダンスって、人前で披露するまでに、ある程度の鍛錬が必要じゃないですか。でもDJって、スタートボタンを押して、かっこいい曲を流すだけで、その場が成立してしまう。それでタレントやモデル崩れの連中が、第2の活躍の場を求めてチャラ箱とかでDJをする機会が増えている。

――いきなり辛口で始まりましたね。

松永: 自分みたいに“技術”の部分で真剣にDJと向き合っている人間は、全員癪に思っているはずなんですよ。そんなときにDJクレイズ【1】がアップした動画を観て、胸がすく思いをしました。同じような問題は、世界中で起こっているんだなと。

R-指定(以下、R): (動画のイントロを観ながら)早速クレイズがキレてる!

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