『とんねるず 大志 (扶桑社文庫)』(ニッポン放送出版)
なんらかの手打ちがなされたのか!?
4月10日放送の『ウチのガヤがすみません!』に、とんねるずの木梨憲武が登場したことで、「ついに“出禁”が解かれたのか!」と業界関係者から驚きの声が上がっている。
「木梨は4月20日に公開される主演映画『いぬやしき』をPRするために出演。スタジオの脇から自転車で登場すると、ガヤ芸人たちを見渡して『細かすぎて(伝わらないモノマネ選手権)のオーディション?』と他局の番組を出してボケたり、ヒロミにピンポン玉マシンガンを超至近距離で撃ち込んだりと、その自由すぎる芸風がネット上で話題を呼びました」(テレビ誌ライター)
しかし、とんねるずといえば、2001年3月に終了した『とんねるずの生でダラダラいかせて!!』、同年10月に石橋貴明が主演したドラマ『レッツ・ゴー!永田町』以降、日テレから門戸を閉ざされ続けてきた。その内情を、テレビ関係者が明かす。
「とんねるずが出禁となったのは、『生ダラ』のスタッフを殴ったこと、『永田町』が低視聴率だったのをスタッフのせいにしたこと、そしてギャラが高いという3つの理由からでした。しかし、主たる原因は石橋で、今回は映画のPRだったこともあり、『木梨だけならOK』となったようです」
しかし、このテレビ関係者は「もっと驚いたのは、ギャラの安さですよ」と言って、こう続ける。
「今回の出演は、事務所社長である石橋の売り込みによって実現したようですが、木梨のギャラはなんと10万円だったそう。木梨がフジのゴールデンに出演すれば500万円が相場、映画のPR絡みだとしても30万円以下はありえない金額ですよ。『みなおか』終了で収入が激減していますから、石橋も日テレとのパイプを取り戻すのに必死なんでしょう。その甲斐あって、今後はギャラの折り合いさえつけば、日テレサイドとしてはウェルカムということになったようです」
フジをリストラされたとんねるずの逆襲は、“まさかの日テレ”から始まるのかもしれない。