『聞きたいことを聞き出す技術』(扶桑社)
フジテレビに報道番組を作る資格があるのか……?
今年1月に『BSフジLIVEプライムニュース』のキャスターを務めていた秋元優里アナウンサーが、番組プロデューサーとの「竹林不倫」を報じられた。それを皮切りに、『プライムニュース』周辺ではスキャンダルが出るわ出るわ。同じく1月に元NHKの登坂淳一アナのセクハラ疑惑が週刊誌に報じられ、就任予定だった新報道番組『プライムニュース イブニング』MCを降板。さらに、4月12日発売の「週刊文春」(文藝春秋)が、2人のキャスターの醜聞を報じたのだ。
「登坂アナの代わりに『イブニング』MCに抜擢された反町理キャスターの“パワハラ疑惑”が浮上。政治部の官邸キャップ時代、後輩女性記者を休日デートに誘い、それを断られると取材の共有メモを彼女にだけ届かないように嫌がらせをしたといいます。また、4月からBSフジの『プライムニュース』でメインキャスターを務める松山俊行に愛人スキャンダルが発覚。『プライムニュース』をブランド化しようとした宮内正喜社長の悲願は、完全に打ち砕かれました」(テレビ関係者)
反町、松山とも、週刊誌にとっては、それぞれ単体で特集が組めるほどの案件だが、同じ号でひと括りに報じられたのには理由があったようだ。業界関係者が耳打ちする。
「どうも内部リークだったようですね。というのも、ここまで負のイメージがついた『プライム』を、このまま続けていてもしょうがない。すでに新報道番組を立ち上げる計画が進んでいるようで、そのためにも、今のうちに膿を出し切っておきたかったというわけです。当然、キャスターも刷新。その目玉として先日、NHKを退社した有働由美子に打診をしているようです。ギャラも“登坂マネー”がプールされており、宮根誠司クラスの1本100~120万円が提示されているとか。本当は10月の改編で仕掛けたいのがフジの本音ですが、さすがに準備が整わないので、騙し騙しやりながら、来春までに新番組を立ち上げたい構えだそうです」
多方面から引く手あまただという有働が、“泥舟”フジテレビに乗るか否か、今後が見物だ。