(写真/三浦太輔・go relax E more)
Touching song
マイケル・ジャクソン
「アース・ソング」
1995年に発表されたシングル。同年発売されたアルバムにも収録されており、環境破壊など人類の愚行について警鐘を鳴らす壮大な楽曲である。
母親が音楽好きなフィリピン人っていうのもあって、幼少期から常に音楽は身近で鳴っていました。ただ、なぜか家では邦楽禁止だったんですよ。何か聴くんだったら世界のエンターテインメントに触れたほうがいいっていうのが、親の考え方で。実際家には親のCDがいろいろあったので、マドンナ、マライア・キャリー、マイケル・ジャクソン、あとクイーンとか、そのあたりを私も好んで聴いてましたね。とはいえ、やっぱり邦楽も聴きたいじゃないですか。だから、子ども部屋のテレビでこっそり歌番組を観たりして。『速報!歌の大辞テン』『うたばん』『ミュージックステーション』は毎週欠かさず観ていました。で、近所のレンタル屋さんに行って一日中試聴機で聴いたり、当時無料で配布されてた新譜の歌詞カードをじっくり読んで覚えたり。でも、邦楽のCDって高いじゃないですか。だから、CDはフリーマーケットで買うことが多くて。両親がフリマ好きで、毎週末連れてかれていたんです。で、500円渡されて、「これで好きなもの買いなさい」って。洋服は全部そこで買ってたし、あとはバックストリート・ボーイズやクリスティーナ・アギレラのアルバムを10円で買ったりとか。なので、当時の私が聴いている音楽って、数年分タイムラグがあったみたいなんですよね(笑)。