――日本の未来を支える異端のプリンセス・佳子様の生態を読み解きます
2018年の一般参賀は混雑ぶりがえげつなかったです。例年では9時30分頃に二重橋前駅に着けば、11時の回には参加できました。でも今回は11時近くなっても砂利の広場で待機させられたまま、列が一向に動きません。11時の回の愛国者の叫びや地鳴りを遠くで待機しながら聞いて、やっと11時50分の回に宮殿前に行けました。橋から見下ろすとさっきまで自分がいた広場の民衆が砂粒のようです。しかし中もすごい人で、ほとんど皇族方が見えませんでした。「見えなーい!」「スマホやめてください!」という人々の叫びでお言葉もかき消され……。背伸びした視界の片隅に、眞子様の去ってゆくお姿が見えました。あとで、この時の一般参賀の人数は平成最多の約12万7000人もいたことをニュースで知りました。天皇陛下の生前退位が決定したことや、眞子様が今回でラスト出演(のはずが、ご結婚が20年に延期されたため未定)でいらっしゃることなどで、来場者が増加したのでしょう。
生前退位といえば、最近盛り上がっているのが「新元号」です。まるで新元号大喜利状態です。思い返せば、通常は天皇陛下が崩御されて新元号が決まるので、そんな時に大喜利なんて不謹慎でできませんでした。今回限りのイベントでしょうか……。安倍首相が「広く国民に受け入れられ、日本人の生活の中に深く根ざすものとしていきたい」と新元号のお題について述べられたのがきっかけで、予想がさらにヒートアップしています。ネットでは「忖度」「過労」「残業」「自殺」「納豆」「白米」「拉麺」「社畜」「電通」「苦節」といった新元号候補が入り乱れました。私も「女性セブン」(小学館)で「老宝」(高齢者を大切にする社会に)、「永愛」(AIの台頭)といった案を提案しましたが、世間的には黙殺。金田一秀穂教授の予測「順理」なども良さそうです。ネット番組でガチで予測したのは竹田恒泰氏。今までの年号は過去に元号候補になったものが多いそうで、そんな中から選んだのは「安延」「永明」「安化」「永光」「建和」「建安」「弘栄」「文承」「安長」「弘徳」「文弘」……と、どれになっても違和感ないです。ただ、元号は、こうやって候補として出たものも除かれるそうです。出せば出すほど、元号を決める人の首を絞めているというか、候補が数少なくなってしまいます。