不倫報道に明け暮れる文春砲に怯えながら、自社タレントのプロモーションに日々汗を流す芸能プロのマネージャー陣。そんな彼らの目から見た「芸能ゴシップ誌」の有り様とは? そしてその種の雑誌との“お付き合い”の仕方とは?
「週刊文春」2018年 2/22号(文藝春秋)
A… 40代・大手芸能事務所チーフマネージャー
B… 20代・中堅芸能事務所マネージャー
C… 30代・有名週刊誌の元記者
A 今回は、芸能プロダクションから見た週刊誌について「サイゾー」さんが語ってくれってことなんだけど、やっぱり業界的には「週刊文春」の小室哲哉の看護師との不倫報道(「週刊文春」2018年1月25日号『小室哲哉“裏切りのニンニク注射”』)はインパクトが大きかったですね。
B 文春砲がきっかけで引退してしまったわけですからね。
A 聞くところによると、エイベックスは「別に引退宣言なんかする必要ないですよ」って止めたらしいんだけど、小室が「もういい、どうしても引退する」って聞かなかったらしい。
B わざわざ引退宣言しなくても、なんとなくフェードアウトもできただろうにねえ。
A エイベックスとしても、青山に新社屋を建てて最初の記者会見が文春砲を受けての引退会見っていうのは、あんまり縁起がよくない(笑)。だから小室にも、「ホテルの会見場所を確保するから2日くらい待ってくれ」って言ったらしい。でも、小室は「もうやだ、今日すぐに会見する」って、結局新社屋でやることになった、っていう。