──年齢不詳、職業不明、痛風持ち……老獪タカスが、自らの五臓六腑をすする気合で過激に告白&提言
この連載をまとめた『乾坤一擲わんざくれ』が発売された。サイゾーに損させないためにも、私は力ずくで売る。周囲には、金が余っている人がゴマンといる。彼らに1000冊単位で買ってもらう。
身内が証券番組のMCをしており、末弟が長く証券会社に勤めていることもあるせいか、確信をもっていることがある。2018年3月以降、バブル好景気が間違いなく始まる! 80年代の半ばに全身の皮膚で感じたものと同じものを感じる。
80年代、私は外資系の社長を経て身体を壊し、バブル全盛時は胃の3分の2を切除、検見川の海っペリのマンションに丸3年蟄居した。だから、バブルの狂乱は冷静に見ていた。
バブル崩壊時に商売を始めた私は、売れるものを次のように予測する。ひとつは美容整形。男女関係なく“人”が美容整形する時代になる。高須クリニックたるや、バブルの頂点にいるかのような広告展開。院長の高須克弥は「昭和天皇の独白録」をニューヨークの競売で3000万円で落札。大相撲でも「高須クリニック」で懸賞金をガンガン出している。彼は今年73歳。この金満ぶりは刹那であるが、美容外科クリニックビジネス自体はしばらく大繁盛するだろう。日本の美容整形技術は東アジア全域に広がる輸出産業として発展する!
2つ目、少子高齢化がますます進み、子どもに対する親の投資額が爆増。玩具を含む子ども産業が爆発的に伸びる! 私の出身母体であるタカラトミーは「チョロQ」というミニカーを作っているが、玩具産業が自動車産業に参入し、子ども用電動小型車を発表する日は遠くない。
3つ目、この世界情勢のまま行けば軍需産業が拡大。アメリカのPX(米軍用商店)が免税店という形で日本の一般の街に進出、徹底的な安売りで価格破壊する! かつて銀座松屋、服部時計店もPXだった。PXは治外法権、関税ナシ。それを門戸開放し、パスポートさえあれば入れるフルアクセスになれば、日本のスーパーやコンビニが潰れる。