ハメ撮り動画の流行は、日本に限った話ではないようだ。経済の発展が目覚ましい半面、エロに対する規制が厳しい中国物も増えているというが……。
『性からよむ中国史: 男女隔離・纏足・同性愛』(平凡社)
強力な規制が敷かれており、ネット上でエロコンテンツを楽しむことができない中国。さらにAVに関しても制作・販売・出演は犯罪となり、堂々と発売されることはなく、エロに対する規制は世界的に見てもかなり厳しい。そんな強力な包囲網を突破せんとする中国人の、エロへの探究心は凄まじく、それは蒼井そらなど日本のAV女優が国民的なスターになることからもうかがえる。
そんな弾圧の中で、バクシーシ山下監督は、最近のハメ撮り流出動画は、中国発のものが増えていると語る。
「一度、中国の流出動画を発見すると、その後にオススメでどんどん中国人の動画が出てくるようになりました。特徴は、愛人かセフレのような雰囲気が漂っているものが多いということですかね。上海の街並みが見える高層マンションの窓に手を付かせて、バックで撮影している動画がお気に入りです。中国では共産党員の流出動画もありましたけど、特に富裕層が楽しんでいるような気がします」
商品としてもネット上のデータやストリーミングとしても、エロの流通が厳しい中国。件の共産党員は、知人との食事中に、公衆の面前で女性の胸を揉みしだいているというハレンチ極まりない動画で、汚職撲滅を図る習近平政権のもと、即刻処分された。