『アニメ サザエさん公式大図鑑 サザエでございま~す!』(扶桑社)
日清食品が11月22日から、「青春」をテーマにした放送を開始したカップヌードルのCMシリーズ『HUNGRY DAYS』第3弾が、ネット上で賛否を呼んでいる。
同CMシリーズは、第1弾として『魔女の宅急便篇』、第2弾に『アルプスの少女ハイジ篇』が放送されていたが、第3弾は『サザエさん篇』。国民的アニメとしておなじみの『サザエさん』(フジテレビ系)だが、今回はあのなじみやすい絵柄とは一転、美少女&美少年タッチのアニメでサザエとマスオの高校時代が描かれている。
「2人は同じ高校の同級生という設定で、高校生活最後となる文化祭、卒業までの残り時間わずかというタイミングでマスオが勇気を振り絞り、全校生徒が注目するステージ上で公開告白します。マスオの脳裏を駆け巡るサザエと過ごした日々の映像の中には、“お魚をくわえたどら猫を追いかける姿”や“財布を忘れたサザエ”など、アニメの歌詞を知る人が思わずニヤリとするシーンが盛り込まれています」(ネットライター)
大胆な試みに賛辞の声が上がる一方で、ネット上では「だからこういう事やっちゃダメだって」などと、原作ファンがザワつく事態となっている。
「まず、サザエといえば、あの独特の“コブ”付きの髪型ですが、CMでは左右のみでトップにはない。原作で高校時代が描かれた際には三つ編みもありません。もっとも納得いかないのが、サザエとマスオはデパートの食堂でお見合い結婚だったという点です。もっとも、お見合いでは、CMのコピーにある『アオハル』感は出ませんから、あくまでも『パラレルワールド』として観るのが良さそうです」(同)
マスオが告白するシーンには、波平ら磯野家も集合。マスオの同級生としてアナゴらしき人物も登場し、公開告白の様子を教室の窓から見ている生徒の中には、ノリスケとタイコらしき生徒の姿も見られる。
「第1弾、第2弾のときも原作ファンから大ブーイングが飛びましたが、今回も『このシリーズ、気持ち悪い』と批判が殺到しています。しかし、それだけ反響があるともいえ、ネット上では早くも第4弾について喧々諤々の自論が展開されています。それによれば、『ちびまる子ちゃん』や『クレヨンしんちゃん』あたりを予想する人が多いようですね」(芸能ライター)
動画をよく観ると、ノリスケらの周りにはなんと第1弾のキキ、第2弾のハイジらの姿も。サザエさんと同じ学校だったの!?